日興産業の創立は昭和22年。日本製鉄株式会社(当時)様に向けた機械器具販売の会社として事業をスタートいたしました。日本が世界に誇る重工業の中核となる製鉄産業を支え、70年を超える営業を続けております。
弊社は東京本社以外にも日本全国に8箇所の営業所を構え、約300社の部品・素材メーカー様とお取引しております。北海道から九州まで、日本国内に広く拠点を構えている理由は、お客様のお困り事やご要望に即座にお応えするために他なりません。
常にお客様の側にあり、お客様と共に課題へ向き合う。お客様の理想を実現するために力を尽くすことこそが、我々に求められる役割であり、我々がご提供できる価値であると自負しております。
近年、脱炭素に向けた様々な取り組みが世界的に求められるようになりました。その波は、全産業における炭素排出量の約3割を占めるといわれる製鉄業にも及んでおり、業界全体で脱炭素に向き合う必要に迫られています。
取り組みの一例として挙げられるのが、炭素排出量の多い高炉から電気炉への転換です。また高炉では、鉄鉱石に含まれる酸素を炭素(石炭)で取り除くと酸素と炭素が結びついてCO2が生成されるため、石炭の代わりに水素を利用する「水素還元製鉄」により二酸化炭素を排出しないクリーンな製鉄の実現が期待されています。
こうした業界全体での取り組みに対し、日興産業はどのような形で貢献できるのか。お客様やメーカー様との新たな関わり方が求められる時代を迎えています。日本を支える製鉄業と共に変化し続けるため、私たちの新しい挑戦が始まろうとしています。 一方、もう一度足元をみつめ直し、基本に立ち帰り、現場密着営業を推進し新たな時代にスムーズに移行できるよう今まで以上の努力が必要です。
基幹産業である製鉄業を支え、共に歩み続けることが私たちの願いです。10年20年先の未来が明るい時代になるよう、私たちはこれからも製鉄業の発展に邁進いたします。